2020年12月15日 ============================= 【新製品】耐水型機器収容局舎を販売開始 〜 浸水被害から重要インフラ設備を守る 〜 2m水没でも十分耐えられる水密構造局舎は国内初※1) ============================= ※1)2020年12月現在、当社調べ 山陽電子工業株式会社(本社:岡山市中区長岡4-73 代表者:明珍 宗義)は、 このほど近年の異常気象による全国的な大規模浸水被害の発生に際して、従来から製造販売していた機器収容局舎を新しい視点から見直し、 新たに耐水機能を有する製品として販売を開始いたしました。 1.開発の背景 本製品は、屋外で 放送、通信、情報機器及び付帯設備等を収容するためのものであり、
従来は降雨を想定した防水機能を有するまでであったため、大規模浸水被害の対策としては、地面のかさ上げ、鋼材基礎の追加設置などにより、
機器収容局舎を数m程度かさ上げする手段が用いられてきました。しかし、これら手段は、コスト、景観、工期、敷地の制約により、
選択できない場合も多く、別な解決手段が社会的なニーズとなっておりました。 本製品は、これらの手段を選択できない場合、重要インフラ設備を浸水被害から守り、 継続的に運用させることが可能となる有効な手段となるものです。弊社は引き続き、社会的なニーズに応えるべく、あらゆる技術、 素材を用いた総合機器収容局舎メーカーとして新製品の開発に取り組んでまいります。 2.製品の概要 本製品の耐水機能は、ベース部より浸漬深さ2.0m(静水圧)において、 72時間経過後も内部の機器に影響を与えるような浸水がない水密性を有しております。またその開口部の水密性は強固であり、 従来の機器収容局舎では対応できなかった耐水性能を有したものです。 3.製品の特長 ・溶接一体構造を用い、機器搬入用の開口部に特殊水密構造を採用した耐水性能 ・筐体にアルミニウム合金を採用し、軽量かつ高剛性 ・従来品と同等の断熱パネル構造 ・完成品納入のため、現地施工期間を大幅に短縮 4.製品の仕様 ・製品名:耐水型機器収容局舎 ・型式:SPAW-1820 ・外装塗装:耐重塩害仕様相当 ・外装色:ベージュ色(マンセル記号5Y7/1近似色) ・水密性:保護等級 JIS C 0920 保護等級7(防浸形)相当 ・外形寸法:高さ2,650mm × 幅2,000mm × 奥行1,800mm(標準型) ・本体重量:約960kg(標準型) ・販売価格:オープン価格 5.本製品の技術公開 本技術は、公共工事等における新技術活用システム(NETS)登録が以下の通り完了しておりますのでお知らせいたします。 この項目は下記ホームページから引用されています。 ・「国土交通省NETIS ホームページ」 http://www.netis.mlit.go.jp/ ・新技術名称:耐水型機器収容局舎 ・NETS登録番号:CG-200017-A(公開範囲:一般) <会社概要> 会社名:山陽電子工業株式会社 住 所:岡山県岡山市中区長岡4-73 代表者:代表取締役社長 明珍 宗義 資本金:1億円 設 立:昭和38年8月 従業員:130名(グループ全体、2020年10月現在) 売上高:34億円(2019年12月) 事業所:岡山、東京、広島、鳥取 事業内容:通信・放送用設備および局舎等の設計・製作・施工ならびに保守業務 以上 <お問合せ先> ・山陽電子工業株式会社 岡山本社 ・東京本社 通信事業本部 |
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