局舎の材質と用途例

産業システム

INDUSTRY

用途と場所により最適な材質・構造・工法を選定

山陽電子工業では、局舎の用途・目的、収容機器、設置場所・スペースなどから条件に合った最適なサイズ、材質、構造、工法をご提案します。局舎の材質には、ALC(軽量気泡コンクリート)板、アルミサンドイッチパネル、鋼板などをラインナップし、堅牢性、耐候性、耐火性、軽量化などの性能に応じて選定します。

ALC局舎

SPC

屋根・壁・床はALCパネル、屋根にFRP防水パネルを使用した鉄骨造の堅牢な局舎です。ALC板の耐火性、高い断熱性、遮音性は通信機器収容舎の必要条件を満たし、特殊な外装仕上げが容易で周囲の環境に合わせることが可能です。規模の小さな局舎から、自家発電設備室と通信機器室を隔壁で区切ったものや光ケーブル中継所、多重無線中継所などの大規模な局舎までオールラウンドに用いられています。

アルミ局舎

SPN、SPAF、SPAW

アルミ板とポリスチレンフォームを使用し、軽量で断熱性に優れたサンドイッチパネルを屋根と壁に採用。接合部の少ないパネル工法により、スピーディーな工場組立を実現します。運搬や設置作業も容易でデザイン性やリサイクル性にも優れた環境にやさしい機器収容局舎です。パワーコンディショナー収容パッケージとしても最適です。ガルバリウム鋼板サンドイッチパネルも対応可能です。

鋼板局舎

SPN、SPCN

山陽電子工業独自の鋼板製パネルを組み合わせた構造の局舎です。組み立て前のパネルは比較的軽量なため、機械に頼らず人の手による運搬が可能で、組み立てた局舎も軽量で設置場所を選びません。テレビ放送中継局、特殊な場所(傾斜地、軟弱地盤、ビルの屋上、資材を人の手で運搬する場所など)へ建設する通信機器収容局舎として使用されています。

ソリューション例

TYPICAL EXAMPLE

雨風、地震、雪から収容機器を守る局舎は、強度に加え、高度化する精密機器を守るために温度管理の機能が必須とされています。山陽電子工業では、高度化や大型化に対応した局舎から、周辺の自然景観や生活環境になじむ、デザイン性の高い景観型局舎まで、さまざまなソリューションをご提案します。

受変電・電力・電源局

太陽光・風力などの発電器、受変電設備、各種電源装置などを収容する局舎です。局舎の連結により大型対応が可能で、建物を建設するよりも大幅な工期短縮を実現します。

中継基地局

地上波デジタル放送中継所、トンネル内のラジオ再放送局、移動体通信・無線通信の中継局、光ケーブル中継所、防災情報中継局などがあります。特殊な場所にも対応します。

観測局

雨量、水位、地震、大気(PM2.5)、放射能、音などの各種観測機器を収容する局舎です。堅牢性、塩害への強さ、軽量化、小型・大型など最適な性能やサイズをご提案します。

警報局

警報サイレンが3km以内の人に必ず届くよう配置されるダム放流警報局です。溶接一体構造で耐水性と強度を確保し、冠水時も機器を安全に運用できる耐水型アルミ局舎もあります。


その他施工例

INSTALLATION EXAMPLES

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